あれ＋手塚

昨日の日記非公開のままだったんですね、すみません。



昨日の予告通り、母親と買い物に行って来ましたよー。つくばあたりに。コムサでコートと手袋とカーディガンをゲット。コートは色んなところを見た結果、黒いベーシックな形に落ち着きました。意外と流行ものって着ないんですよね、私。ベーシック好きです。なんか通勤とか言われたんで、いつもの如くOLとかにみられたっぽいですね。大学生よ、一応。別にいいけど。OL的なファッション好きだし。


明日はまた神奈川の方に帰りまーす。6日から文化祭関連で休みだったんですが、今回も全然ゆっくりできなかったなあ。去年は文化祭に参加してたんで準備やら片付けやらで忙しかったんですよね。まあ、アクティブに満喫できたんでよかったです。

あー帰ったら夕方バイトだ・・・水曜はレポート締め切りじゃないか・・・

メモ

・結構未完寄り（まだ頑張れる的な意味で）










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「・・・何してんすか、あの人たち」



ドアの開く音、続いて閉まった音に誰かが部室に入ってきたのがわかった。まあ、声で生意気な後輩だということがわかったわけだけども。そもそも何故音のみの情報しかないかというと、目の前で人のスカートの裾をつかんでいる馬鹿の所為だ。私が立っていて相手が座っているから、必然的に上目遣いになるわけだが、無表情に見つめられても可愛さの欠片もないよ、全く。

「ああ、いつものことだから気にしなくてもいいよ」
「そうなんすか？」
「うん。もう10分くらいあんな感じなんだけどね」
「10分・・・」
「本当、手塚も困っちゃうよね」

彼女が可哀想だよ。
なんて、彼女、つまり私を気遣っているような言葉が聞こえてきた。きっと言葉を発した不二はいかにも困ったなあという表情をしているのだろうけど、やつが楽しんでいるのは明白だ。ね、だって、声が楽しそうだもんね！心の底から可哀想だと思っているなら、助けてくれてもいいと思いませんか！私が困っちゃってるのを知ってるよね、不二くん！

「ね、手塚、」
「国光だ」
「あー・・・くにみつ、」
「なんだ」
「手をね？」
「・・・」
「離して欲しいなあって・・・」
「・・・」

さっきから何回このやりとりをしているかなんて数えたくもないけど、結構な回数をやってると思う。不二的に10分。頑張ってるなあ、私。なんて自分を励ましてみても状況は変わらない。ねえ、だからなんで黙るの。都合が悪くなると黙りを決め込むのは手塚の得意技みたいなもの。私が折れるまで続けるものだから、面倒な上に迷惑極まりない。頑固というか強情というか。早い話が私が折れてしまえば済むのだけれど。

「だって寒いんだもん」
「校舎の中にいればいいだろう」
「コートが見えないし、暇つぶしに困る」
「こういう時間こそ読書に使うべきじゃないのか」
「本は読みたいときに読みたいの」
「・・・」

また黙りか！
手塚といるときに本を読んでいるのが相当気に入らないらしい。本を取り上げることはしないけど、無言の圧力を感じるのは確か。いつも耐えきれずに中断してると思うんだけど・・・って、あれ、結局私が折れてる？

「・・・わかったよ」
「待っていてくれるのか」
「うん。中にいていいんでしょ？」
「ああ」
「適当に時間つぶしてる」
「終わったら連絡する」
「そうして」

待ってると言った途端、裾をつかんでいた手が離れていった。そしてラケットを持つと、あとでな、とか言いながら部室を出て行った。なんて粘り強い男なんだ、手塚国光。もう疲れたよ。精神的に。はあ、と溜息を吐く。と、ぽむっと不意に肩に手が置かれた。振り向くといつもの如く王子スマイルを浮かべた不二がいた。

「記録は15分ってところかな」

お疲れ様、と言って手が離れていく。記録って何ですか、記録って。そう思っても突っ込む気力なんて残っておりません。代わりにじとりと目だけで追いかけてもどこ吹く風で、振り返りもせずに部室から出て行った。先輩、と呼ばれて振り返ると越前が帽子を下げ気味に立っていた。こいつも嫌味か。嫌味なのか。

「あの、」
「・・・なによ」
「・・・お疲れっす」

・・・今のが一番効いたわ、お姉さん。




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書いてるうちに仁王でもいけるんじゃないかとか思い始めたんですが、最初に浮かんだのが手塚だったんでそのままで。仁王だと黙りじゃなくていやいや言いそうですね。だだっ子が鬱陶しいくらい可愛いです。あれ、手塚はどこ行った（・・・）。