ねごと
- 萌えとしょうもない日常をぐだぐだと。
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あけましてー+忍足
2010年、イェイ!(なにごと)
今年もこのままで行きます。ええ、行きますとも。
どうぞよろしくしてやって下さい。
o.d. れん
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
メモ
・甘め
・とりあえず甘い
----------
「なあ、暇なんやけど」
そうですか。私は忙しいけどね。そう思いながらキーボードを叩く。こたつの斜め前に座る男はスルーの方向で。テレビでも見てれば・・・ってさっき私が消したのか。なあなあなあ・・・って、ああもう!
「ね、うるさいんだけど!」
「ああ、やっとこっち向いた」
不機嫌を隠すことなく顔を上げると、顔を緩めた忍足と目があった。思わず、忍足の醸し出す柔らかな雰囲気に、すっかり毒気が抜かれてしまう。って、うっかり和んでどうする。恐るべし、忍足侑士。
「暇なのはわかるけど、今は静かにして欲しいんですが」
「俺で休憩とか」
「しないからね。しかも休憩にならないでしょ、君の場合」
連れへんなあ・・・
わざとらしく肩をすくめてるけど、経験上これは事実だ。忍足を構い始めると休憩で終わらなくなる。というか、むしろ休憩が欲しくなる展開になる。流されません、終わるまでは。
「なあ」
「大人しくしようよー。ここは空気読むところでしょうよー」
「あえてやあえて」
「・・・流石にぶちキレたくなってきた」
「・・・とりあえずちゅうしてくれたら静かにしとるよ」
怒らしたいわけやないし。
頬杖をついてそう苦笑した。とりあえず、という言葉は引っかかったけど、大人しく従ってみることにする。大人しくならなかったら・・・いいか、とりあえず殴っとけば。若干物騒なことを考えつつ、目を瞑って準備万端な忍足に軽くキスを落とす。顔を離そうとすると、すっとうなじのあたりを撫でられる。猫とか犬とかじゃないけど、中々心地いいんだ、これは。お決まりというか、一応予想はしていたけど。
・・・離れづらいじゃないか。
「・・・ちゅうしたら大人しくなるんじゃなかったの?」
「ちゅうしたら大人しくなるに決まっとるやん、口が塞がるんやから」
口封じーってな。
唇に人差し指をあててウインクだなんて、ちょっと・・・可愛いとか思っちゃったじゃないか。
いやしかし。
「・・・伊達眼鏡は伊達じゃなかったのね」
「眼鏡は伊達やでー」
「眼鏡の話はしてませーん」
「ってことでもう一回な」
どういうことですか。
内心でつっこむ。ぐっと距離をつめられ、整った顔が再び近付いてきた。それを反射的に手で忍足の顔を押し返した。そんなに力を入れたわけではなかったから、私は自分の手の甲とキスをする羽目になったけど。
「近い」
「今更やんかー」
「・・・近いです」
「なんや照れとるん?」
「照れますよ、この色男め」
「可愛いなあ」
「・・・どーも」
面白そうに目を細める目の前の男になんとなくむっとした。押さえていた手をはずし、目の前の頬を包むように手を添えて額をくっつける。普段はこいつがしてくることだから。少しくらい動揺したらいいのに。
「・・・一回で、いいの?」
驚いたように目を見開いた。一瞬だったけど。確かにこいつを驚かすことはできたんだろう。しかし私は、にやりと笑った忍足に自分の失態に気付くことになる。
「・・・まさか」
時既に遅し、後の祭りである。
----------
「・・・伊達眼鏡は伊達じゃなかったのね」「眼鏡は伊達やでー」というやりとりを入れたかっただけ。仁王でも似たのは書けそうだけど、オチがこうなるのは忍足だと思いました(作文)。
新年まるで関係ないけど、あけましておめでとうございます!
・甘め
・とりあえず甘い
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「なあ、暇なんやけど」
そうですか。私は忙しいけどね。そう思いながらキーボードを叩く。こたつの斜め前に座る男はスルーの方向で。テレビでも見てれば・・・ってさっき私が消したのか。なあなあなあ・・・って、ああもう!
「ね、うるさいんだけど!」
「ああ、やっとこっち向いた」
不機嫌を隠すことなく顔を上げると、顔を緩めた忍足と目があった。思わず、忍足の醸し出す柔らかな雰囲気に、すっかり毒気が抜かれてしまう。って、うっかり和んでどうする。恐るべし、忍足侑士。
「暇なのはわかるけど、今は静かにして欲しいんですが」
「俺で休憩とか」
「しないからね。しかも休憩にならないでしょ、君の場合」
連れへんなあ・・・
わざとらしく肩をすくめてるけど、経験上これは事実だ。忍足を構い始めると休憩で終わらなくなる。というか、むしろ休憩が欲しくなる展開になる。流されません、終わるまでは。
「なあ」
「大人しくしようよー。ここは空気読むところでしょうよー」
「あえてやあえて」
「・・・流石にぶちキレたくなってきた」
「・・・とりあえずちゅうしてくれたら静かにしとるよ」
怒らしたいわけやないし。
頬杖をついてそう苦笑した。とりあえず、という言葉は引っかかったけど、大人しく従ってみることにする。大人しくならなかったら・・・いいか、とりあえず殴っとけば。若干物騒なことを考えつつ、目を瞑って準備万端な忍足に軽くキスを落とす。顔を離そうとすると、すっとうなじのあたりを撫でられる。猫とか犬とかじゃないけど、中々心地いいんだ、これは。お決まりというか、一応予想はしていたけど。
・・・離れづらいじゃないか。
「・・・ちゅうしたら大人しくなるんじゃなかったの?」
「ちゅうしたら大人しくなるに決まっとるやん、口が塞がるんやから」
口封じーってな。
唇に人差し指をあててウインクだなんて、ちょっと・・・可愛いとか思っちゃったじゃないか。
いやしかし。
「・・・伊達眼鏡は伊達じゃなかったのね」
「眼鏡は伊達やでー」
「眼鏡の話はしてませーん」
「ってことでもう一回な」
どういうことですか。
内心でつっこむ。ぐっと距離をつめられ、整った顔が再び近付いてきた。それを反射的に手で忍足の顔を押し返した。そんなに力を入れたわけではなかったから、私は自分の手の甲とキスをする羽目になったけど。
「近い」
「今更やんかー」
「・・・近いです」
「なんや照れとるん?」
「照れますよ、この色男め」
「可愛いなあ」
「・・・どーも」
面白そうに目を細める目の前の男になんとなくむっとした。押さえていた手をはずし、目の前の頬を包むように手を添えて額をくっつける。普段はこいつがしてくることだから。少しくらい動揺したらいいのに。
「・・・一回で、いいの?」
驚いたように目を見開いた。一瞬だったけど。確かにこいつを驚かすことはできたんだろう。しかし私は、にやりと笑った忍足に自分の失態に気付くことになる。
「・・・まさか」
時既に遅し、後の祭りである。
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「・・・伊達眼鏡は伊達じゃなかったのね」「眼鏡は伊達やでー」というやりとりを入れたかっただけ。仁王でも似たのは書けそうだけど、オチがこうなるのは忍足だと思いました(作文)。
新年まるで関係ないけど、あけましておめでとうございます!
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プラグイン
プロフィール
HN:
れん
性別:
女性
職業:
大学生