ねごと
- 萌えとしょうもない日常をぐだぐだと。
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参謀おめーっ!+参謀
間に合った!
参謀おめでとー!
大好き!
これから友人宅でおこもりのお仕事ですー。徹夜かも?とりあえず追記に投げときます。明日帰ってきたら編集するんだ・・・!
参謀おめでとー!
大好き!
これから友人宅でおこもりのお仕事ですー。徹夜かも?とりあえず追記に投げときます。明日帰ってきたら編集するんだ・・・!
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あたまがいたい。
のどがいたい。
ゆらゆらと浮き沈みを繰り返していた意識が、咳によって引き戻された。
ひとしきり咳き込んだ後、ふうと息を吐き出して天井を見上げた。
熱を測ってみたけど熱はない。
予想はしていたけれど。
熱は出ないからそれなりに動けるというのがいつもの私の風邪だけど、今回は頭は重くて動く気にならなかった。
今日は休むと母親に伝えると、あっさりと了承してくれた。
ついでに学校にも連絡をしてくれた。
ありがたい。
声でないし、何より電話は苦手だし。
病院に行く?とも言われたけど、面倒だからいいよ、と言うと心配そうな顔をされたけど、適当に返事をして部屋に戻った。
母親からお昼頃に電話があって一旦起きたけど、また眠っていたようだ。
寝たときよりは楽になってる気がする。
…今何時だ。
そう思って枕元に手を伸ばす。
サイドボタンを押して時間を確認する。
表示された時間は16時を過ぎていた。
今、蓮二は部活だろうか。
ふとそんなことが頭に浮かんだが、怠くて目を閉じた。
ひやりと何かが触った感覚に、ふっと意識が戻った。
「んー…?」
「おはよう」
起こしてしまったか。
そう言いながらすっと私の前髪を払った。
ひんやりとした手が離れてしまったのをぼんやりと残念に思っていると、裏返しにして額にあててくれた。
手のひらとは違ってかたかったけど、冷たさが気持ち良くてふうとため息が出た。
「熱くないか?」
「ねつはないはずなんだけど」
そう言うと、上がったのかもしれないな、と立ち上がろうとした。
それをとりあえず阻止して座らせる。
そういえばなんでこの男はここにいる?
玄関は鍵が掛かっているはずだし、1人しかいないはずの家人は今まで寝ていたし。
いくら蓮二でもうちの鍵を開けたり…しちゃうのかな。
いやまさか。
「妹さんが入れてくれた」
思いっきり顔に出ていたらしく、少し笑いながらそう教えてくれた。
妹が帰ってきてる?
一体何時なんだと枕元に手を伸ばすと、18時半だ、と上から聞こえた。
「ぶかつは、」
「少し早めに切り上げてきた。そうでもしないと家に寄れないからな」
「…べつにいいのに」
視線を外して、ず、と鼻水をすすった。
少し心苦しい。
会いたくなかったわけではなかったけど、部活を切り上げてまで欲しかったかと言われればノーである。
ドライと言われればそれまでだけど、咳き込んだりしているときに人に会うのは気が進まなかった。
鼻声だしね。
いたって健康体な蓮二に感染るとは思えないけど、それは気になるところだし。
ただでさえ気遣える余裕なんてないのに。
…まあ、下手に感染して幸村に嫌味を言われたくないってのは少なからずあるけれど。
「俺が来たかったんだ」
「うつってもしらないよ?」
「今の体調なら大丈夫だろう。つまり、お前が精市に嫌味を言われることはない」
「…もうしわけない」
なんかもう色々と。
おまえの考えそうなことだ、と言われてしまえば頭を下げるしかない。
横になってるからできないけど。
「…さて、帰るか」
軽く自己嫌悪していると、すっと立ち上がった蓮二の影ができた。
「少し顔を見にきただけだからな」
元々長居するはなかった。
そう言って荷物を持ち、私の前髪を梳いた。
部屋から出ていく後ろ姿に、ありがと、とぼそっと呟くと、ドアのところで立ち止まって振り返った。
「また明日」
そう微笑むとドアの向こうに消えていった。
のどがいたい。
ゆらゆらと浮き沈みを繰り返していた意識が、咳によって引き戻された。
ひとしきり咳き込んだ後、ふうと息を吐き出して天井を見上げた。
熱を測ってみたけど熱はない。
予想はしていたけれど。
熱は出ないからそれなりに動けるというのがいつもの私の風邪だけど、今回は頭は重くて動く気にならなかった。
今日は休むと母親に伝えると、あっさりと了承してくれた。
ついでに学校にも連絡をしてくれた。
ありがたい。
声でないし、何より電話は苦手だし。
病院に行く?とも言われたけど、面倒だからいいよ、と言うと心配そうな顔をされたけど、適当に返事をして部屋に戻った。
母親からお昼頃に電話があって一旦起きたけど、また眠っていたようだ。
寝たときよりは楽になってる気がする。
…今何時だ。
そう思って枕元に手を伸ばす。
サイドボタンを押して時間を確認する。
表示された時間は16時を過ぎていた。
今、蓮二は部活だろうか。
ふとそんなことが頭に浮かんだが、怠くて目を閉じた。
ひやりと何かが触った感覚に、ふっと意識が戻った。
「んー…?」
「おはよう」
起こしてしまったか。
そう言いながらすっと私の前髪を払った。
ひんやりとした手が離れてしまったのをぼんやりと残念に思っていると、裏返しにして額にあててくれた。
手のひらとは違ってかたかったけど、冷たさが気持ち良くてふうとため息が出た。
「熱くないか?」
「ねつはないはずなんだけど」
そう言うと、上がったのかもしれないな、と立ち上がろうとした。
それをとりあえず阻止して座らせる。
そういえばなんでこの男はここにいる?
玄関は鍵が掛かっているはずだし、1人しかいないはずの家人は今まで寝ていたし。
いくら蓮二でもうちの鍵を開けたり…しちゃうのかな。
いやまさか。
「妹さんが入れてくれた」
思いっきり顔に出ていたらしく、少し笑いながらそう教えてくれた。
妹が帰ってきてる?
一体何時なんだと枕元に手を伸ばすと、18時半だ、と上から聞こえた。
「ぶかつは、」
「少し早めに切り上げてきた。そうでもしないと家に寄れないからな」
「…べつにいいのに」
視線を外して、ず、と鼻水をすすった。
少し心苦しい。
会いたくなかったわけではなかったけど、部活を切り上げてまで欲しかったかと言われればノーである。
ドライと言われればそれまでだけど、咳き込んだりしているときに人に会うのは気が進まなかった。
鼻声だしね。
いたって健康体な蓮二に感染るとは思えないけど、それは気になるところだし。
ただでさえ気遣える余裕なんてないのに。
…まあ、下手に感染して幸村に嫌味を言われたくないってのは少なからずあるけれど。
「俺が来たかったんだ」
「うつってもしらないよ?」
「今の体調なら大丈夫だろう。つまり、お前が精市に嫌味を言われることはない」
「…もうしわけない」
なんかもう色々と。
おまえの考えそうなことだ、と言われてしまえば頭を下げるしかない。
横になってるからできないけど。
「…さて、帰るか」
軽く自己嫌悪していると、すっと立ち上がった蓮二の影ができた。
「少し顔を見にきただけだからな」
元々長居するはなかった。
そう言って荷物を持ち、私の前髪を梳いた。
部屋から出ていく後ろ姿に、ありがと、とぼそっと呟くと、ドアのところで立ち止まって振り返った。
「また明日」
そう微笑むとドアの向こうに消えていった。
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プロフィール
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れん
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女性
職業:
大学生