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ねごと

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いきぬきに

はないろとか書いてみたよー。とっても中途半端だけどー。


明日試験です。ふはは。頑張る。




* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *



※ちびの名前:幸(さち)
※通常はないろ時間軸の10年後くらい(さち15歳、幸村28歳くらい)
※幸村が可愛い可愛い連発してるだけの話


※未完成、故に突然終わります(これ大事)





「おいし」

 カップから唇を離してにっこり笑う。

「そう。それはよかった」

 幸と向かい合った反対側。頬杖をついて、幸がケーキを口に運ぶのを眺めた。とてもおいしそうに食べる。連れてきた甲斐があったな、と声を出さずに笑った。

「なに?クリームでも付いてる?」

 笑った俺に気付いて、幸のフォークが止まった。まばたきをして、不思議そうに首を傾げる。その仕草は10年経っても変わらない。

「付いてないよ。ケーキを食べる幸が可愛くて、つい」
「・・・・・・なにそれ」
「可愛いのは事実だからね。仕方ないよね」
「・・・・・・精市くんの、タラシ」

 そう言って居心地悪そうに視線をそらした。再びフォークを動かし始める。ほんのり赤く染まる頬は照れている証拠だ。
 ―――可愛いなあ。
 昔から可愛い可愛い言い続けてきたけど、こんな風に照れる仕草を見せるようになったのはここ数年のことだったと思う。
 オトシゴロ、というやつだろうか。気が付けば、幸はテニスに必死だったころの俺と同じくらいの歳になっていた。当時の自分を思い返してみてもテニスをやっていたことしか思い出せない。
 幸はといえば、部活に必死になっているわけでもなく、毎日を楽しんでいるようだった。
 他に変わったことといえば呼び方もあった。昔はゆっきと呼んでつきまとっていたけれど、ここ数年の間にすっかり精市くんが定着してしまった。
 俺としてはゆっきだろうが精市くんだろうが、幸が呼ぶ名ならばなんでもいいんだけど。

「そういえば、ねえ、幸」
「んー?」
「もうさ、ゆっき、って呼んでくれないの?」

 幸がぐっとケーキを詰まらせたような声を出した。ような、じゃない。詰まらせたらしい。
 涙目で詰まったらしいケーキを流し込んでいる。

「大丈夫?」

 そう聞くと、涙目でこくこくと返事をした。ようやく落ち着いたらしい幸は、カップをテーブルに戻すと咳払いをして俺を睨んだ。
 涙目でそんな表情の幸も可愛い、と思ったのは今は心の中にとどめておこう。

「呼ばないよう。変なこと言わないで。すっごい苦しかった」
「ふふ、ごめんね?」
「思ってないでしょ・・・・・・大体、ちっちゃいときの話じゃない、それ」
「別に今も呼んでくれていいのに」
「三十路近いいい大人が恥ずかしいんじゃないの」
「俺は気にしないけどなー」





ここでタイムアウト。続きは・・・

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